REPORT:スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」

6月8日。曇り。福岡アジア美術館のホールでスタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」と題されたトークイベントが開催された。MOVIDA JAPAN 孫泰蔵氏、PARTY 中村洋基氏の講演をはじめ、クレイジーをこじらせた英雄たちの夢の共演が繰り広げられた。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 on Zusaar

 

「スタートアップ都市・ふくおか」の実現を目指す「スタートアップ・サポーターズ」と、テクノロジーとクリエイティブの祭典「明星和楽」によって開催されたスタートアップサロン。その様子を写真とともに振り返る。

Startup Supporters | スタートアップサポーターズ
明星和楽 #myojowaraku

 

会場は満席。事前予約のキャンセル待ちで涙した人も続出。開始前からホール内の熱気が高まっているのを感じた。空調は「強」になっていたはずだ。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

スタートアップ支援に力を入れる福岡市の中島賢一氏がスタートアップに対する市の取り組みについて説明した。後ろの青と黄のライトがかっこいい。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

スタートアップ・サポーターを務めるMOVIDA JAPANの孫泰蔵氏による「スタートアップのすすめ」と題した講演。自身の起業の経緯を振り返える。何をすべきか悶々としていた時期に米Yahoo!の創設者との運命的な出会いにより起業に至るエピソードなどが語られた。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

失敗の数なら誰にも負けないという孫泰蔵氏。カップ焼きそばの湯切りをした後にかやくを入れ忘れたことに気づくという失敗の数なら自分も負けないと思うが、そんなこととは比べ物にならないくらいの失敗を繰り返し、それが成功へとつながっていったのだろう。

今は5年前と違って、作るのにコストがかからない。「バンドを組むように起業」してはどうか?失敗したら解散すればいいじゃないかと提案した。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

続いてクリエイティブラボ「PARTY」の中村洋基氏による講演。斬新なバナー広告を作り続けた時期からキャンペーン全体を手がけるようになった現在までの経歴を振り返る。青と黄のライトがかっこいい。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

講演の中では、手がけた事例や作品の紹介と、コンテンツ制作についてのノウハウを披露した。既存の枠や制約を軽々と飛び越える中村氏の講演を聞きながら、クリエイティブをこじらせた人間の凄みを感じた。

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左から、nomad 小笠原治氏、ヌーラボ 橋本正徳氏、MOVIDA JAPAN 孫泰蔵氏、マニューバーズ 市江竜太氏によるスタートアップについてのパネルディスカッション。青と黄のライトがかっこいい。

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仲間の集め方についてのトピックが特に印象的だった。明星和楽のオーガナイザーでもある橋本氏は生きるアート作品なのでどんな発言が飛び出しても不思議ではない。この日は、みんな蒼い玉を持っているのだと言い出した。南総里見八犬伝の話しらしい。まとめると、同じ目をした仲間を集めるのが先で、何をするかは後で決めてもいいという。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

孫泰蔵氏は会場に向かって「ONE PIECE(コミック)を読んだことない人は?」と問いかけ、「明日すぐ読め!」と檄を飛ばした。空島編で挫折した僕らは、もう一度ルフィたちの仲間に対する想いに触れようと本屋に行くことを決意した。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

左から、exonemo 千房けん輔氏、PARTY 中村洋基氏、paperboy&co. 進浩人氏による「ものづくり」についてのパネルディスカッション。低めのテーブルと椅子がかっこいい。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

レギュレーション(制約)があることが良い方に働く。それを超えられるところにお宝が埋まっている(中村氏)。アートの世界でも同じで、締め切りを超えたときに降りてくることも(千房氏)。

途中、中村氏がストリーム中継をしていないことを何度も確認するほどきわどいエピソードも飛び出した。仕事と遊びの境い目ないので、仕事がやりたいことに繋がってないと損。やりたいことをやればいいと主張した。

スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」 by shinya, on f365

 

ここでサプライズゲストが登場。福岡市長の高島宗一郎氏がステージに上る。会場の熱気は最高潮に達した。サプライズを聞かされていなかった司会者だけが凍りついていた。空調は最強になっていたはずだ。

エネルギーに溢れる高島市長のトーク。持ちネタの福岡女性の話から、うどん発祥の地という新ネタで福岡の魅力をアピールした。とにかくトークの勢いが凄まじい。ニュートンが見ていればリンゴが勢いで真横に飛んでいくのを目撃したことだろう。

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パネルディスカッションにも参加、フリーWi-Fiスポットをめぐっての議論が展開された。福岡の地下鉄はフリーWi-Fiが整備されているという市長に対して、会場となったホールではWi-Fiがなく携帯電話の電波も繋がりにくいことをツッコむ千房氏。その様子を壇上からTwitterで追う進氏。

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全プログラム終了後、スペースの都合で抽選で選ばれた参加者のみで懇親会が開かれた。抽選に漏れた人たちが残念そうに帰っていくのを見ながら、モチベーションの高い人達が集まっていたのを実感した。次回はもっと広い会場での開催を期待したい。

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「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」がいったい何だったのか、最後までタイトルの意味はわからなかった。やってはいけないこととは何なのか?それだけが気になって、ただそれだけを気にして、講演内容はまったく耳に入らなかった。そして今になって思う。ああ、人の話を聞かないということが、やってはいけないことなのか。とりあえず「ONE PIECE」を買いに行こうと思う。

 

 

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f365 | スタートアップサロン「やりたい事で食べていくために、やってはいけないたったひとつのこと」

Shinya Miyazaki

スシが食べたい。

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